引き出物・・・プロポーズから挙式まで、220日の軌跡・・・ episode 9: 引き出物 / 引き菓子 結婚披露宴に出席し、引き出物をいただけるのは、ありがたいのですが、 正直「どうしよう・・・」と思わざるをえない引き出物って、けっこうありますよね(苦笑) そうならないよう、引き出物は、何にするか、とっても悩みました。 親族会食に出席してくださる親戚の方々は、もう皆さん、かなりのご高齢で、 いまさら、食器をもらっても困ってしまうだろうし、重いので、大変だと考えました。 そこで私達が考えた条件: 1.もらって嬉しいもの 2.かさばらないもの 3.軽いもの 4.日常生活で使えるもの 5.私達らしく、記憶に残るもの 上記条件を踏まえ、私達が、思いついたものは、一輪挿し。 お年を召した方でも、一輪のお花のお水替え程度ならば、そんなに大変ではないだろうと考えました。 そして、たとえ、お花を飾らなかったとしても、それ単体で絵になる一輪挿しを私は知っています♪ 私には、ガラス職人である友人、凛華さんがいます。 凛華さんの作る作品は、パイレックスといって、丈夫で軽いガラスを使ったものです。 とても美しい曲線が特長の作品です。 軽くて素敵な作品は、私達の理想にぴったりなので、彼女に作品作りをお願いすることにしました。 プロポーズから84日後・・・【5/8】 この日、パートナーは、久々に湘南へサーフィンをしに行きました。 逗子駅で待ち合わせをし、葉山にある、凛華さんのアトリエへ、オーダーをしに行きました。 オーダーは、2つ。 1.一輪挿し・・・予算を伝え、凛華さんのセンスでいくつか作ってもらい、 その中から、必要な数だけ、選ばせてもらう、という形でのオーダー。 自分達の分と合わせて(笑)15個オーダーしました。 2.結婚披露パーティー用ギフト・・・これは、この段階では、どんなものを配るか決定していませんでしたが、 オーダー数は50という事と予算だけお伝えしました。 (この段階での招待予定人数は、50人以下だったのです) たくさんのメールのやりとりを行って、やっと結婚披露パーティー用ギフトが決定しました。 それは、彼女の定番作品の一つ、天使の羽根のついたミルクピッチャーです。 当初、50人程度と思っていた招待人数が、80人を超えそうな勢いになっていました。 オリジナルで何か、と思ったのですが、オーダー数が、80個を超えるとなると、とても大変なので、 彼女の定番作品の中から選ぶことにしました。 オリジナルでなくても、こんな感じのギフトは、あまりもらうことは、ないでしょう。 きっと見るたびに、私達の結婚式のものだ、と思ってくれるだろうと考え、 天使のミルクピッチャーを選んでみました。 プロポーズから177日後・・・【8/8】 引き菓子は、なるべく美味しいものがいいな、と考えていました。 お金をかければ、それだけ美味しいものも差し上げられるでしょうけれど、 予算の都合上、あまりにも高いものは、NG。 1,000円でおさまれば、いいなと思いつつ、ホテルの引き菓子試食会へ行きました。 いろいろなお店の引菓子を味見して回ったところ、 とある和菓子屋さん(!)のチーズケーキが美味しくて、気に入りました。 その和菓子屋さんとは、鳳庵さんというお店です。 かなりこだわってチーズケーキを作ったようです。 デンマーク産のチーズたっぷりのチーズケーキ、とても美味しかったです。 ここのチーズケーキ、かなりお勧めです。 このチーズケーキと、和菓子屋さん本来のお仕事@桜の塩漬薯蕷饅頭の“しあわせ”というセットに決めました。 少し予算オーバーでしたが、やはり納得のいく美味しいものを食べていただきたいので、決定です。 和と洋のセット、おもしろいな、と思いました。最近は、こういうものも、あるんですね。 もちろん、こちらも、ゲスト分+自分達の分をオーダーしました(笑) プロポーズから205日後・・・【9/5】 凛華さんには、全ての作品が揃った時点で連絡をいただくようにしておき、 私達は、凛華さんに教えてもらった浅草橋のシモジマに、ラッピンググッズを買いに行きました。 引き出物用として、購入したラッピンググッズは、包装紙と“Happy Wedding”と書かれた和紙シールで、 ミルクピッチャーラッピング用として、購入しものは、クリアボックス、クッション材、サンキューシールです。 二日後、シモジマから送った荷物が届きました。 仲良しの多恵子さんが、梱包準備を手伝ってくれるとのことだったので、 クリアボックスを組み立て、クッション材を、分けて入れる、というところまで手伝ってもらいました。 この作業、なかなか大変でした。前もってやっておいて大正解だと思います。多恵子さん、ありがとー。 プロポーズから212日後・・・【9/12】 アトリエFIOへ、作ってもらった作品をラッピングしに行きました。 私は、ラッピングのバイト経験者なので、ラッピングはお任せください(笑) パーティー用ギフト80個、親族用引き出物14個のラッピングしました。 所要時間は、約3時間かかりましたが、無事終了しました。 このミルクピッチャーは、ミルクピッチャーとしてだけでなく、 小さなお花でしたら、飾ることができますし、塩に精油を垂らして、芳香浴をしたり、 ポプリを入れてみたり、といった、いろいろな使い方をしていただくことができます。 結婚披露パーティー当日、使い方見本として、多めに作ってもらったミルクピッチャーを使って このような感じで飾ってみました。 ・・・後ろに飾ってあるものは、クレスティング(「招待状」ページ参照)作成時にいただいた、認定書となるカードです・・・ 一輪挿し、天使のミルクピッチャー、双方、ゲストに評判良かったです。 ミルクピッチャーは、多めに用意をしておき、司会の方、ブライダルコーディネーターの女性など スタッフの方にプレゼントしたところ、とても喜んでくださり、嬉しかったです。 いろいろ悩んで決めたものを、喜んでもらえて、本当に良かった、と思いました。 参考: 凛華さんの工房: Atelier FIO ラッピンググッズ / ペーパーアイテム: シモジマ 引き菓子: 鳳庵 【POINT】 ○巷でよく言われる引き出物の条件:引き出物は遠方から来られる人もいるのではかさばらず軽いもの。 自分ではちょっと買わないけど、あると便利なもの、実用的なもの、いくつあっても困らないもの。 ○引き出物の相場は、料理代の2~3割(3~6千円位)だそうです。 私達は、お料理代の3割強のお値段のものを選びました。 ○ゲストの事を考えたギフト選びをしたいものです。 年代、性別、境遇、など、わかる範囲でデータを集め、検討すると良いものが見つかると思います。 ○自分達らしいものをさしあげれば、結婚式当日の思い出と共に、記憶にも残ると思います。 ○引き菓子は、美味しいものを選びたいものです。 ご自分の舌を信じ、予算内で美味しいものを見つけられるよう、頑張って下さい。 ⇒episode 10へ ⇒index |